眠らない巨大なマーケット

FXで取引する外国為替市場は、土日を除けば世界各国で24時間動いている巨大な市場です。
その為、株取引とは違い、基本的に昼夜問わずいつでもトレードすることが出来ます。

市場というと、株式の取引所のような現場があるイメージですが、為替市場には具体的な取引所はありません。
世界各地の都市名で名付けられていて、オーストラリア、香港、シンガポールなどの市場がありますが、三大市場と言われるものが下の市場です。

MarketTimeLine

  • 東京市場
    • 時間帯:9時~17時
    • 取引規模:6.1%(2016年)
    • 特徴:値動きが小さいため、レンジ相場になることが多い。しかしオーストラリアや中国の指標発表、日銀の政策金利発表などで大きく動くこともあります。
  • ロンドン市場
    • 時間帯:17時~3時(冬時間は1時間後倒し)
    • 取引規模:37.1%(2016年)
    • 特徴:取引規模が大きいため、値動きが活発になります。日本時間17時あたりから欧州の指標発表が出始めると、東京市場の動きとは無関係に動き出すことが多い。また、東京市場のポジションをカットしようと仕掛けてくる動きも多いです。ロンドンフィキシングと呼ばれるロンドン時間の16時(日本時間0時)からは、大口の取引が出てくるところも注目点。
  • ニューヨーク市場
    • 時間帯:22時~5時(冬時間は1時間後倒し)
    • 取引規模:19.4%(2016年)
    • 特徴:ロンドン市場と半日重なっていて、NY市場の前半は流動性が高くなる時間帯です。米国経済指標によってボラティリティの高い動きになることも多々あります。

FXMarket
為替市場

市場規模

外国為替の一日の取引高は約6兆米ドル、東京証券取引所の年間の取引高が約580兆円(5兆米ドル)。
ニューヨーク証券取引所は東京証券取引所の5,6倍ありますが、それに比べても外国為替市場の取引規模は株式市場にくらべて圧倒的な取引高を誇ります。

株式を取引されている方ならお分かりかと思いますが、株なら個人の大口売買で値が動くことがありますが、外国為替の市場では個人売買程度では全く値が動きません。

前の記事でも書きましたが、FX参加者が利益を上げるには、実需の売買の流れに乗るしか無いという理由はここにあります。