”さまざまなトレード指標の流行はいつの間にか自然に収まり、多くのトレーダーが「少ない方が良い」という見識に注目し始めている。”
という出だしで始まるBob Volmanの著書 ”Understanding Price Action” について要約し、自分の手法に落とし込むことを目的にこの本を読んだ結果をアウトプットしてみたい。

インジケータは少ない方が良い理由

  • 不要なものを取り払ったチャートは穏やか
  • 解読すべき謎も、矛盾するシグナルを避ける必要もない
  • あるのは事実のみですべてが明らかになっている

これらのメリットが分かっていれば、プライスアクショントレーダーは、「チャート上に高勝率のトレードが見つからなければ、仕掛けるべきトレードは無い」という前提を順守することができる。

手法を真似するのではなく自分にあったものを作り上げる

著書の手法は、そのまま使ってほしいということではなく、これらの概念やテクニックはあくまで構造的な基盤であり、必要に応じてカスタマイズしながら使って欲しい。
自分に最も合うスタイルを見つけるには多少の時間と経験が必要だが、少なくともテクニックは、どれも繰り返す動きをとらえるという同じ目的の為にある。
つまり、だれにとっても最初の課題は、プライスアクションの原則のデータベースを頭に叩き込むことである。


プライスアクションの原則は、どれも安定的なトレードテクニックを構成している。
無限に見えるチャートの動きも、以下の中核をなす原則に従うことが多い。