ブル派とベア派が一時的に力を合わせてマーケットを同じ方向に動かす状況のこと。
多くは、ブル派の買い&ベア派の損切り、またはその逆の、ブル派の損切り&ベア派の売りが重なるところ。

価格が一方向に大きく動く状態は、通常フォロースルーと呼ばれている。
フォロースルーのときは、それに反応するよりも、その発端を予測して、最初の段階でポジションを立てることでそれを利用するほうが良い。

つまり、フォロースルーは突然起こるわけではなく、プライスアクションがビルドアップされると、遅かれ早かれ限界に達してダブルの圧力がかかり、その方向へ抜ける。

ブレイクアウトの前に良く見られるビルドアップ(ブレイクアウト前の圧力)は、攻撃側も防御側も価格が問題の水準に向かっては反転するということをどちらかが諦めるまで繰り返すことが多い。

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上図では、3回アーチを描いて安値を切り上げ、高値ラインで売り買いの攻防のビルドアップがなされて、下値支持線をダマシの安値で一瞬抜いたが、2回目のアーチの安値を抜けなかったところから、上へブレイクアウト。

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黄色枠内で上昇して、高値圏でビルドアップを作ったが、ダマシの高値を付けて失速、ブル派が諦めて上ブレイク失敗したパターン。
枠内の下側で天井への試しがあり、下落のあと、ブレイクアウト。