今まで負けトレードから何故失敗したのかを検証して、もう二度と同じことはしないぞと心に誓っても同じことを繰り返すことが多かったのですが、今週はその同じことをやりそうになった時に、逆のことをすることが出来ました。

USDJPYM1.png

添付した図は、ドル円1分足。
安値を試して失敗して上昇して行きそうだなという雰囲気を醸し出しているところです。

ここで15分足を見てみます。

USDJPYM15.png

1分足は赤矢印辺りのところです。右側を隠していたとしても下落基調にあるところ。
ただ珍しくボラティリティが高まり、大きく下げた後なので、追従ショートはちょっと躊躇うかなといった様子です。

という環境認識が上位足チャートを見ればきちんと見れるのに、エントリタイミングを計る時点で短期足を見始めると、途端にそれまでの環境認識を忘れてしまい、自分の都合でチャートを見始める悪い癖が私にはあります。

今回はこの時点で私はどうしたかというと…

USDJPYM1(2).png

ド天井でショートを持てました。その後下げ渋りを見せたので、50のキリ番は厳しそうだと判断し、利益としては僅かでしたが、ここでショートが出来たという事実が、私的には大きいブレイクスルーでした。

いつもの私なら、1分足を見始めた段階でそれまでの環境認識を忘れて、1分足に集中し、上昇を始めた!という事実だけでロングをして、その後も上昇期待のナンピンロングをしていました。(水平線トライしたんだから、またトライするはずだと、カットをしない)
あるいは、ショート目線なのに「1」辺りでショートして直ぐに含み損を抱えるという事態になり、黄色水平線で損切りして、カットだけされて思惑の方向へ下がるということになっていたはずです。

今回は、少し変則的な形ではありますが、三尊になって高値切り下げていたこと、三尊ブレイクのネックラインまで戻らなければエントリはしないと、ずっと頭の中で呟いていたこと、何より今はショートの環境だということを考え続けられたことが、ここでショート出来た理由です。

損切りも三尊右肩まで上がってしまうなら一旦カットしようと決めていました。

この例だと安全にショートするなら、ネックライン反落後のプルバックの反転なので、ここから5分程後の上ヒゲ陰線確定でSだと思います。

この例で少し成長出来たなと思ったのは、
  • 1の矢印でショートしなかったこと
  • Sの矢印でロングしなかったこと
の二つです。

小さな成長ですが、大きな損失に繋がるいつもの失敗を防げたという事実は大きいと思いたい。

そもそもこんな下げた後ならエントリしない!って選択肢もありますけども…



為替・FX ブログランキングへ
よろしければランキングをクリックしてくださいませ。
あなたのクリックが、ブログ更新のモチベーションに繋がります!