そろそろ上がるだろう下がるだろうで、値ごろ感でトレードしてしまったり、急騰急落が起こったので飛び乗りしたりする経験は誰にでもあると思います。
もちろん私にもあります。
今でこそ我慢するようになってきましたが、それこそ昔は何の根拠も無しにルーレットの赤か黒かにベットするかのようにチャートをパッと見てエントリしたり、急騰に飛び乗りあるいは逆張りすることが多々ありました。
待つということはどういうことだろう?
皆さんは具体的に考えてみたことはありますか?
私はこの「待つ」ということは、トレード手法のルールを絶対に守ることだと思います。
待てずにすぐポジっては負けるというのは、トレード手法が固まっていないか、あるいは守れていないのでしょう。
待てているトレード
私の手法は順張りなので、私にとっての「待つ」は移動平均線に戻ってくることです。
例に出したのは上図のドル円5分足。
5分足に表示した25EMAに戻ってきたことが確認出来て、トレンド方向への足が確定する、ということが、私のエントリ条件の一つになっています。
その条件にマッチしたところが赤矢印の陽線確定したところです。
EMAに戻るまで「待つ」ということを守るだけでも負けを大幅に減らすことができます。
待てていないトレード
待たずにその時の雰囲気だけでエントリしてしまう極端な例もあげてみました。
黄色枠の赤矢印は、ロング向きになってきてEMAから離れ始めたのでロングしてみるが値幅が無く、下手したらスプレッド分も上昇せずに損切りです。
12時以降の赤矢印は、上昇トレンドが出始めて乗り遅れたくないからとりあえずロングしてみたが、黄色丸で示したEMAから乖離しています。
順張りだといつEMAへの戻しが起こるか分からない状態です。
エントリしてみたものの、EMAへの戻しが起こって含み損を抱える時間が相当あり、諦めて損切りしたら上がり始めたという所謂、自分のトレードが監視されてるんじゃないかという状況に陥っています。
自分の負けトレードをしっかり分析して勝ち続けられている方にはどうでもいい内容の記事ですが、もしルールを守ったつもりだけどポジポジ病で適当エントリしてしまう、みたいなことが続いている方は、自分の負けトレードを今一度詳しく分析されてみてはいかがでしょうか?
手法は確立しているが、負け続けているという理由は、手法を無視して待てていないという理由が一番大きいと思います。
皆さんの「待つ」ということはどういう定義でしょうか?
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